ウイスキー造りのこだわり

01

日本酒造りから受け継がれる
「品質本位」の信念

遊佐蒸溜所の本社「株式会社金龍」は、山形県酒田飽海地区の日本酒メーカー9社の出資により1950年に設立されました。出資会社は、品質への強いこだわりを持つメーカー揃い。日本で最も権威ある新酒鑑評会(国税庁)や、清酒鑑評会(仙台国税局)での金賞の連続受賞、世界最大規模のワイン品評会であるIWC「SAKE部門」でのトロフィー受賞など、各社の日本酒の品質は、国際的にも高く評価されています。

金龍は、この「品質本位」の精神と「最高の酒をつくる」という情熱を、長年にわたり受け継いできました。ここ遊佐蒸溜所のウイスキー造りでも、それは変わりません。品質への強いこだわりと酒造りへの熱い思いで、最高水準のウイスキーを目指します。

02

遊佐蒸溜所ウイスキーの
コンセプト「TLAS」

遊佐蒸溜所で造るウイスキーは、
Tiny(ちいさな)
Lovely(かわいい)
Authentic(本物の)
Supreme(最高の)
上記の頭文字を取った「TLAS(トラス)」をコンセプトとしています。

遊佐蒸溜所は、敷地面積約4,550㎡、蒸溜所面積は約620㎡と、ウイスキー蒸溜所としてはとても小規模な蒸溜所です。外観は小さく可愛らしくも見えますが、造るウイスキーは本格的かつ最高品質のものを目指します。伝統的な製法を用いつつも、日本らしい「ものづくり」に対するこだわりを持って造る、世界に一つのジャパニーズウイスキーです。

03

ウイスキー造りの
理想郷「遊佐」

最高品質のウイスキー造りに適した土地を探すこと2年。10数ヵ所の候補地の中から検討に検討を重ねて、当地「遊佐町吉出地区」での蒸溜所建設が決定しました。遊佐町は、山形県の北方、秋田県に隣接する名峰鳥海山の麓の町。いたるところで美しい湧水群が見られ、1996年には「水の郷百選」(国土交通省)に認定されています。

ウイスキー造りには、良質で豊富な水や、清澄かつ冷涼な空気と程よい湿度が欠かせません。長い年月を経て流れ出る美しく豊かな鳥海山の伏流水と、新鮮で澄んだ空気に恵まれた遊佐町は、まさにウイスキー造りの理想郷。四季折々の表情豊かな自然の恵みを凝縮した、魅力的なウイスキーが出来上がることを確信しています。

04

遊佐蒸溜所の始動

遊佐蒸溜所は、伝統的な製法や熟成法を採用し、「ジャパニーズウイスキー」の製造を行います。また、若いウイスキーは樽出しせず、納得のいく品質になるまで十分に熟成を重ねたウイスキーだけを皆様にお届けします。

遊佐蒸溜所は、大量生産のできない小さな小さな蒸溜所。しかしだからこそ、細部までとことん手を尽くし、こだわりを詰め込んだ最高品質のウイスキーを造ることができると考えています。ここ山形の地から、「世界が憧れるウイスキー」をお届けしたい。その一心で、ただひたすらに、ひたむきに、遊佐蒸溜所ならではの味わいを探求してまいります。

遊佐蒸溜所のウイスキー完成に
どうぞご期待ください。

社長挨拶

日本酒、焼酎造りで培ってきたものづくりへの信念や熱意はそのままに、私たちは、ウイスキー造りという新たなチャレンジをスタートいたしました。

ここ遊佐には、自然も人情も伝統も含めて、古き良き日本の原風景があります。特に鳥海山の美しく豊かな伏流水や、清澄な空気は、ウイスキー造りにとって理想的な環境です。

遊佐の自然と、0から学んだ、製法や伝統的な熟成方法。そして「神は細部に宿る」という言葉に代表される、日本人ならではの完成度の高いものづくりの精神。これらの融合で、遊佐の魅力がたっぷりと凝縮した良質なウイスキーができることを確信しています。
最高品質の、世界が憧れるジャパニーズウイスキーを、ここ山形から。

株式会社金龍 代表取締役社長
佐々木 雅晴